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突然、顎関節症になった記録

先週、突然「顎関節症」というものに罹りました。
もうだいぶ治ったのですが、一時期はびっくりするほど辛かったので、記録に残しておこうと思います。

顎関節症の症状

顎関節症は、20代〜30代の女性がなりやすいと言われていて、症状によっていくつかの種類があります。

Wikipedia「顎関節症」によれば、その種類は6種類に分類されているのですが、大まかに言うと、

  • 口を開け閉めする時にカチカチと音がなる場合
  • ずれた関節がひっかかって口が開かなくなる場合
  • 顎関節(耳の穴の少し前、口を開け閉めすると動く場所)が痛む場合

があるようです。

私の場合は、左側の顎関節に2番目と3番目の症状が出ました。
ご飯を口に入れる時に「ちょっと痛いな」と思い始め、1日後には口を開くときだけではなく上下の歯を合わせるときも痛い、口を動かしていなくても顎関節がズキズキしてそれが頭痛や肩こりにも発展し、歯も痛いような気がしてくる…、という状態でした。
ただ、口を開け閉めする時にカチカチと音がすることが以前から時々あったので、軽い顎関節症だったところ、何かのきっかけでそれが急激に悪化したのかもしれません。

口が開かないという状況

口が開かないというのはどういう状況かというと、口を開けようとして上下の唇の間が1センチにもならないうちに、顎関節がズキッと痛んでそれ以上開けられないのです。

かろうじてスプーンを差し込むくらいには口が開くので、ヨーグルトとかスープといった流動食的なものは食べられるのですが、ピークの時は上下の歯を合わせるときもひどい痛みを感じるようになり、ごく小さなものでも噛むことができません。

自分で笑っちゃいましたが、インスタントのコーンスープに入っているクルトンが噛めなくて、丸呑みするのもちょっと違和感があり、結局残すというありさま…。

このとき気づいたのですが、口が1センチ弱しか開かなくても、普通にしゃべることはできます。
すごく痛くなった日は朝から夕方までお客さんの会社でいくつもミーティングをしたりデスクワークをしたりしていたのですが、こちらから言わない限りは、私が痛みをこらえながら仕事しているということには気づかれませんでした。

歯科医の診察と処方

あまりにもつらいので、夜になってから歯医者に飛び込みました。
レントゲンを見ると、顎関節の上にある軟骨(関節円板という)が、痛みのある左の方が右のものより大きく写っています。

歯医者さんからはしきりに、「夜寝ている時に歯ぎしりしていないか?」と聞かれました。
顎関節に対して過度な負荷がかかって炎症を起こした、と判断したようです。

寝ている時の歯ぎしりの自覚はないし、家族にも指摘されたことはないと答えると、他にもいくつか考えられる原因を挙げてくれました。
いわく、

  • 日中、歯をくいしばっているときがある
  • 寝る時にうつ伏せや横向きで寝ている(片方の顎に負担がかかる)
  • 下を向いて仕事などをしている(下を向くと顎が閉じる方向に力がかかる)
  • 親知らずが顎の動きを邪魔している(それを避けるために顎の動きが歪む)
  • 過度なストレス

など。

顎関節症の原因としては、上記意外に「歯のかみ合わせが悪い」というのもあるようですが、このとき歯医者さんがそれを言わなかったのは、私の歯やレントゲンを見て噛み合わせがおかしいとは思わなかった、ということかな。

言われたことから判断するに、私の場合は仕事で集中してPCに向かって作業しているときに歯をくいしばっている、電車に乗っている時に下を向いてiPhoneの画面を見つめていたり居眠りしていることが多い、といったあたりが原因ではないかと思いました。
ちょうど急激に痛くなった前の日は仕事で請け負っていたWebサイトの公開日。直前の修正依頼に急いで対応、というのを繰り返していたのですが、そういうときって無意識に息を詰めてぎゅっと歯を食いしばっているような気が、しないでもない…。
それから、電車で居眠りをしているときって、首をカクンと前に折った状態になって大変首と肩が凝るのですが、それだけじゃなくて顎も疲れている、ということに今回気づきました。
仕事が詰まってて睡眠不足だったので、電車で居眠りして顎に負担かける頻度が上がっていたのだと思います。

あと、普通の状態ではかみ合わせは悪くないのですが、下顎をちょっと横にずらす癖がある、デスクワークしたり食べたりする時に多少カラダの向きが歪んでいるということを自覚しています。
それもあって、左側に負担がかかる結果になったのでしょう。

歯医者では、痛み止め8錠と、5日分の炎症を抑える薬が処方され、一週間後にもう一度経過を見せて、と言われました。

顎に負担をかけないように気をつけて行動し、薬で炎症が収まれば良いのですが、もし改善しない場合は寝る時に付けるマウスピースを作って、睡眠中の歯ぎしりをしていないかどうかを調べる、といったことも考える、ということでした。

その後の経過

歯科医に行った次の日は、痛み止めを飲めば少しは痛みが和らぐけれど、炎症が収まっているとは全く思えない状況で、「わー、これ何日続くんだろう、まいったなぁ…」とかなりブルーになりました。

ですが、その翌日からは痛みがひきはじめ、5日後である今日は、普段は全く痛みを感じないし、口もだいぶ開くようになり、何より噛む時に痛みを感じなくなったので、口に入りさえすればほとんどのものが食べられるようになりました!

ただ、口は頑張れば指2本分くらい開くのですが、やっぱり顎関節の所が引っかかるような感じで、これ以上は開かないポイントというのがあります。
さっき、調子にのって普通にくし切りにした梨を食べようとしたところ、口に入らず、端から少しずつかじる格好になりました(^^;
これだとハンバーガーとかは無理そうです。

炎症は収まったけれど顎がずれている、という状態だと思われるので、これからどうするのか…。
明後日、歯科医を予約しているので、先生に聞いてきます。

大変だったけど良かったことも

顎関節症ってよく聞くけれど、こんなに痛かったり生活に支障が出るものだとは思っていなかったので、「普通のご飯が食べられない!」となったときはかなりショックでした。
顎からくる頭痛や肩こりもかなり辛い。

でも、顎関節症になったことで良かったこともあります。

味わって食べる習慣が付けられそう

それは、食べ物を少しずつ味わって食べられるようになったこと。

歯医者に行った翌日に飲み会があり、そんな状況で行くかどうか迷ったのですが、 お仕事を一緒にしているチームでの内輪の会ということと、そのチームではまだ飲みに行ってゆっくり話をしたことがなかったので、「豆腐がある店にしてください」というリクエストをして参加しました。
そして、和食系の居酒屋のメニューから4種類ほどあるお豆腐を全部たのみ、それをちびちびと食べながら会話に参加しました。
あと、デザートに「カボチャのお汁粉」 という、カボチャペーストみたいなものもいただきました。

「豆腐だけかぁ」と思っていたのですが、これがなかなか満足感・満腹感たっぷり。
たぶん、それぞれ味付けや触感の違うお豆腐を、少しずつ、ゆっくり、味わって食べたのがよかったのだと思います。

このときに限らず、家ではお粥、外で仕事の時はコンビニのインスタントのスープやヨーグルトなど、かまずに飲めるものを食べ続けていたのですが、ゆっくり少しずつ食べることで、「こんな味だったのか。意外とおいしいな」なんて思ったりして、そんなに惨めな思いをしませんでした。

もちろん、噛めるようになって色々口に入れられる今のほうが幸せですが、大口開けてパクパクはや食い、というのは食事を楽しむ上では損だ、ということがよく分かったので、口が大きく開くようになっても、ゆっくり少しずつ、を実践していこうと思います。

上下の歯は離れているのが普通、ということを知った

顎関節症についてネットで検索していると、「TMDマントラ」というものに出会いました。
その内容は、
唇を閉じ、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く
というもの。

TMDは顎関節症のことで、つまりこれは顎関節症を治したり防いだりするための呪文なのです。

唇は閉じて上下の歯が離れているのが普通の安静な状態、ということなんですが、私はこれを知って「あれ? そうだったんだ!」と驚きました。

よく、だらしなく口を開けている子どもが「口を閉じて」と注意されたりしてますが、きちんとした状態って口を閉じて歯もくっつけている状態なんだと、これまで思っていたのです。

私はあらたまった場所とか、ちょっと緊張感のある場面では、きゅっと上下の歯を付ける癖があるみたい。
そのことに、上の「TMDマントラ」を知って、普段の口の中の状態を意識するようになってから初めて気が付きました。

そういうことが積み重なって、顎関節症になってしまったのかも。
積年の思い込みの間違いに気づけてよかった…、という話でした(^^;

参考情報

顎関節症について、参考になったWebページです。

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